監督:Peter Howitt
脚本:Neal Purvis/Robert Wade/William Davies
MI7勤務の冴えない内勤情報部員ジョニーは、突然重要任務に抜擢される。それというのも彼のせいで、エリート情報部員たちが一瞬のうちにテロで命を失ってしまったからだ。ロンドン塔で女王陛下臨席のもとひらかれた戴冠用王冠のお披露目会の警備を仰せつかったジョニーだったが、一瞬の隙を突いてフランス人の実業家パスカルの部下たちによって大切な王冠は奪われてしまう。 パスカルはイギリスの王位を狙っていたのだ。果たしてジョニーはパスカルの野望を打ち砕き、無事に王冠を奪還できるのか・・・?
ローワン・アトキンソン&ジョン・マルコビッチの怪演が光るコメディ。監督は『スライディング・ドア』のPeter Howitt 。
ジョニーの所属は「MI7」とう架空の組織。ジェームズ・ボンドが所属するのはMI6で対外活動担当、MI5はイギリス国内に潜入した外国スパイや国内の破壊活動組織の監視と摘発(防諜)が仕事。どちらもオックスフォードやケンブリッジ出身のエリートが多い。冒頭に登場する切れ者のエージェント1等もそういったエリートスパイだったのだろう。
スパイには武器を仕込んだボールペンなど秘密兵器が付き物だが、ジョニーの場合やることなすこと全て裏目に出てしまう。
ロンドンで最も人気のある観光名所のひとつ、ロンドン塔。ここには530カラットを超える世界最大のダイヤ「アフリカの星(Great Star of Africa)」を用いた王笏(杖)と東インド会社からヴィクトリア女王に献上された有名なダイヤモンド「コヒヌール」を用いた王冠等が展示されていることでも知られている。この王冠は、戴冠式の際に用いられるもの。
また、そのロンドン塔を警備し、観光ガイドの役割も果たしているのが「ビーフイーター」と呼ばれる赤い制服を身にまとった衛兵(ヨーマン)たち。
典型的なイギリスのお葬式の情景が垣間見える場面が二つ。
不慮の事故で亡くなった英国情報部の腕利きエージェント(グレッグ・ワイズ)の葬式に、参列した情報部員一同。この悲しみの場で更なる悲劇が・・・
葬儀屋に化けてクラウン・ジュエルを盗み出したパスカルの部下を追って、ジョニーたちはブロンプトン墓地にやってくる。この墓地はロンドンでも有名な墓地のひとつ。
パスカルが「1066年以来初めてのフランス人 英国王」になろうとする大事件にあわせて、ラジオ番組は"フランス大好き特集"と銘打ってリスナーからのコメントを募集するが、電話は一向に鳴る気配がない。イギリス人のフランス嫌いはしばしばこのようにジョークの種にされる。
1066年とは、ウィリアム征服王による「ノルマン・コンクエスト」の年。しかし、歴代の英国王の中にはプランタジネット朝のリチャード一世のように、フランスで育ちでフランス語を話しほとんどフランスで暮らしていた王もいた。
ちなみにイギリス人はドイツ人も嫌いらしいが、ジョージ1世に始まるハノーヴァー朝の血筋は歴代の王妃をドイツから迎えたこともあり、ほとんどドイツ人そのものといっていいくらいである。
ご存知、クラウンジュエルが展示されているロンドンの観光名所
Tower Hill,London EC3N 4AB
www.hrp.org.uk
ロンドンのフリーメイソン本部
Great Queen Street, London WC2B 5AZ
www.grandlodge-england.org/ugle/library.htm
8 John Adam Street,London WC2N 6EZ
www.rsa.org.uk
イギリスに展開する回転寿司チェーン。ネクタイを挟まれてしまう場面。
Unit 3b County Hall, Belvedere Rd,London SE1 7GP(Waterloo駅近く)
www.yosushi.com
www.yotogosushi.com
London SW1A 1AA
Westminster, London SW1A 0AA
www.parliament.uk
パスカルのビルがある地域。
・・・ウェストミンスター・アビーとして戴冠式の場面に
Cathedral and Abbey Church of St Alban, St Albans, Hertfordshire, UK, AL1 1BY
www.stalbanscathedral.org.uk
チルターン丘陵にあるベンジャミン・ディズレリ元首相の家だったマナーハウス
High Wycombe, Buckinghamshire HP14 4LA
www.nationaltrust.org.uk
・・・最初の葬式の場面
Hughenden Park, Hughenden Valley,Buckinghamshire HP14 4LA
・・・2番目の葬式の場面
Brompton Cemetery, Fulham Road, London SW10 9UG
www.royalparks.gov.uk/brompton.htm
The Port of Dover, Marine Parade, Dover CT17 9BU
www.doverport.co.uk
Marazion,nr Penzance,TR17 0EF
www.stmichaelsmount.co.uk
www.nationaltrust.org.uk
Sandringham,Norfolk PE35 6EN
www.sandringhamestate.co.uk
Rowan Atkinson .... Johnny English
Ben Miller .... Bough (ジョニーの部下)John Malkovich .... Pascal Sauvage(フランス人実業家)
Douglas McFerran .... Carlos Vendetta (パスカルの部下)
Steve Nicolson .... Dieter Klein (パスカルの部下)
Natalie Imbruglia .... Lorna Campbell (宝石の修復士、実は・・・)
Greg Wise .... Agent One(腕利きの英国情報部員)
Tim Pigott-Smith .... Pegasus (ジョニーの上司)
Nina Young .... Pegasusの秘書
Kevin McNally .... 首相Tasha de Vasconcelos .... Exotic Woman
Terence Harvey .... Official at Funeral
Rowland Davies .... Sir Anthony Chevenix(警備にあたっている大佐)
Philippa Fordham .... Snobby Woman
Tim Berrington .... Roger (データ支援局員)
Simon Bernstein .... Assailant
Martin Lawton .... Hearse Driver
Neville Phillips .... Priest
Oliver Ford Davies .... カンタベリー大司教
Takuya Matsumoto .... YO! Sushiのウェイター
Peter Tenn .... YO! Sushiの客
Sam Beazley .... 入院患者の老人
Kevin Moore .... 医師
Faruk Pruti .... Truth Serum Guard
Marc Danbury .... Guard
Jack Raymond .... French Reception Waiter
Jenny Galloway .... Foreign Secretary
Haylie Eckert .... String Quartet
Tania Davis .... String Quartet
Eos Chater .... String Quartet
Gay-Yee Westerhoff .... String Quartet
Chris Tarrant .... Radio Announcer (声の出演)
James Greene .... Scottish Bishop
Clive Graham .... Welsh Bishop
Trevor McDonald .... ニュースキャスター(声の出演のみ)
James Embree .... Sauvage Henchman
Carl Ganderton .... Choir
Irene Hamilton .... 女王
オフィシャルサイト
www.johnnyenglishthemovie.com
www.johnny-english.comwww.bbc.co.uk/films/johnnyenglish/
www.visitbritain.com/moviemap
www.visitbritain.com/spy
www.visitbritain.com/jonny_english.htm
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