英国風ティータイムには欠かせないスコーン。真ん中から二つに割ってクロテッド・クリームとジャムを塗って食べるのが定番です。
薄力粉
バター
ベーキング・パウダー
卵
牛乳(量はお好み)225g
40g
小さじ2〜4
1個
70〜140cc
- 大きめのボールに薄力粉とベーキング・パウダーを合わせてふるいいれる。
- バターをボールに入れ、指先でこすりあわせるようにして、粉に混ぜ込みぽろぽろのパン粉状にする。
- 溶き卵と牛乳を良く混ぜたものをボールに加え、さっくりと切るように混ぜる。
- 打ち粉をした台の上で生地を手早くまとめて麺棒でのばす。
- 丸い型で抜いて天板に並べ、220度に温めておいたオーブンで15分ほど、きつね色になるまで焼く。
- 抜き型のない時はナイフで切り分けても良い。
- 焼く前に表面に卵黄、または牛乳を刷毛で塗ると、照りが出ておいしそうに見える。
〜うまくふくらまない時は〜
- バターを指先で粉に混ぜ込む過程が一番大事。均一に混ざってサラサラになるまですること。小麦粉にバターを混ぜ込んでいく前に、バターを細かく刻んでおいて作業が手早くできるようにするとやりやすい。
- どうしてもこの過程が上手く行かないときは、フードプロセッサーを使っても良い。(フード・プロセッサーの中にまず粉を入れ、良く冷やしてさいの目に切ったバターを加え、かくはんする。)
- 小麦粉とバターを混ぜたものに牛乳を加えるときに手早くする。時間がかかると小麦粉のグルテンという粘りを出す成分ができるので膨らみにくくなる。
- ベーキング・パウダー(ふくらし粉)の量は小さじ2〜4の範囲で加減するが、これを超えてあまりたくさん入れすぎると苦くなる。
- スコーンのような焼き時間の短いお菓子を作る時は、生地を入れる前にオーブンをしっかり予熱しておく。オーブンの庫内が充分に熱くなっていない段階で生地を入れると、レシピの時間通りにオーブンに入れておいても生焼けになってしまいやすい。
〜クロテッド・クリーム(Clotted cream)について〜
日本では中沢フーズが作っているものが買えます。 130g入りで380円くらい。(問い合わせ先:中沢フーズ(株)0120-39-8511)
クロテッドクリームが手に入らない方へ(1)・・・クロテッド・クリームもどき
大都市圏でないとクロテッドクリームはなかなか手に入らないのですが、林望さんがそれに近いものの上手い作り方を紹介していました。「200ccのサワークリームに卵黄1個を加え、混ぜたものを冷蔵庫で冷やす。」と、これだけ。サワークリームの酸味が卵で中和されてちょうどよい風味と黄色い色がつくようです。
NEW! もうひとつ、クロテッドクリームのようなものが作れる方法をご紹介します。(情報提供:サリさん)簡単なバターの作り方として「生クリームを500mlのペットボトルに1/4ほどいれて、液体と固体に分かれるまでシェイクする」という方法がありますが、このできあがった固体がクロテッドクリームに近いようです。
Cheeky註:植物性油脂を原料にしたホイップクリームでなく、必ず本物の生クリームを用意してください。ボウルで長時間泡立てても分離できます。ペットボトルの場合もボウルの場合も、良く洗って乾燥させたものを使用するのがポイントです。
クロテッドクリームが手に入らない方へ(2)・・・いっそのこと自分で作っちゃえ!?
クロテッド・クリームの作り方も見つけました。でもおそろしく手間もコストもかかりそう。一応参考までに・・・
- ジャージー種の乳脂肪分の高い生クリーム約1リットルをボウルに入れ、8時間ほど冷蔵庫に入れて寝かせる(クリーム分を分離しやすくするため)
- 水を入れたフライパンにボウルごと入れ、静かに加熱して湯煎する。
- できるだけゆっくりかき混ぜ、ねっとりしてくるまで2〜3時間続ける。
- あら熱を取り数時間冷蔵庫に入れて、固まった部分をクリームとして利用する。(残りも脱脂粉乳として飲めます)
*1,140ccの生クリームで、115gのクロテッド・クリームができるそうです。
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