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クリスマス・プディング (Christmas Pudding)


 

何種類ものドライフルーツと牛のケンネ脂などを混ぜて蒸したものを熟成させ、クリスマス当日に蒸しあげていただきます。黒くて濃厚な味が特徴の伝統的な菓子です。

イギリスで作られる一般的なサイズ(3パイント型)のものを載せましたが、ご家族の人数に合わせて分量を1/2、1/3にするなどして適宜調整してください。

おまじない:
材料をかき混ぜながら願い事をし、指輪やボタンなどおまじないの小道具を入れておきます。クリスマス当日、自分に切り分けられたプディングになにが入っているかはお楽しみ。それぞれのおまじない小物の意味は・・・指輪(早く結婚できる)、指ぬき・ボタン(一生独身で過ごす)、コイン(お金持ちになる)

 

Ingredients

(3pint(=1.7リットル)型1台分)

<ドライフルーツ類>

レーズン…230g
カラント…115g
サルタナレーズン…115g
レモンピールとオレンジピール(あわせて)…115g
アプリコット…115g
プルーン…115g

アーモンド(クルミでも可)…115g

生パン粉…230g
三温糖…230g
ケンネ脂…230g
薄力粉…230g
粉末ナツメグ…小さじ1
粉末シナモン…小さじ1
粉末クローブ…小さじ1
レモン汁とすりおろした皮…1個分
卵…3個(Lサイズ)
ビール…285ml
ブランデー(またはラム酒)…大さじ3

バター…少々(型に塗るため)

ケンネ脂とは:
腎臓の周りに厚くついている脂肪で、製菓に使われるのはほとんどが牛のもの。溶けやすく、パイ皮やプディングなどにバターと同様に用いる。
どうしても手に入らなかったらバターで代用する。

ドライフルーツで手に入らないものがあれば、他の種類の分量を適宜増やすなどして調整し、(ナッツを除いて)全体で920gになるようにすればよい。

 

Process

準備には2日かける
(1日目)材料を混ぜて室温で一晩置く→(2日目)型に詰め蒸す

◆下ごしらえ:

◆一日目

  1. 固形の材料(ドライフルーツ、アーモンド、パン粉、ケンネ脂、レモンの皮をすりおろしたもの、砂糖、各種スパイス)を大きなボールに入れ、軽く混ぜ合わせる。
  2. さらに小麦粉をボールの中身に加えて混ぜ、液体の材料(軽く泡立てた卵、レモン汁、ビール、ブランデー)を加えてねっとりとさせ、ボールをラップなどで覆って一晩置く。

◆二日目

  1. 型の内側にバターを塗り、前日混ぜておいたものを詰め表面をきれいにならす。
  2. オーブンペーパーを2重にしてもので蓋をし、さらにアルミホイルをかぶせて紐で周りをきつく縛る。蒸しているうちに中身が膨らむので、蓋は中央に軽くプリーツを寄せておくと良い。
  3. 大きい鍋にこれを入れて沸騰した湯を注ぎ、鍋の蓋をして中火で蒸す。時々チェックして湯がなくなりそうだったら足す。蒸し時間は3pint型(1.7リットル)だったら約8時間、1.5pint型(900ml)だったら6時間。
  4. 室温で冷まし、食べる日まで冷暗所に保存する。

◆食べる時には:

中まで温まるように2時間ほど蒸し、皿にあけてブランデーバターやホイップクリームを添えていただく。

 

Tips

◆演出

皿に開けたプディングにブランデーをかけて火をつける。青い火が揺らめいてたいへん美しい。ひいらぎの小枝を飾ると素敵。

◆ブランデー・バターの作り方

バター…カップ3/4
粉砂糖…カップ1
ブランデー…75cc

室温に戻した柔らかいバターを泡立て器で練り、砂糖とブランデーを少しずつ加えて練る。使う1週間前までに用意して冷蔵庫で保存し味をなじませておく。

 


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