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Schloss Neuschwanstein(ノイシュヴァンシュタイン城)

観光シーズンには1時間待ちと聞いていたが、チケットセンターではほとんど並ばずに済んだ。ネットで予約しておいたのでプリントアウトした予約証(メールで送られてきた)を見せる。予約時間の1時間前までにチケットを購入しないと予約が無効となってしまう。ゲストハウスでもらった宿帳の半券で一人1ユーロ割引になった。

ノイシュヴァンシュタイン城はルードヴィヒ二世が作った3つの城の中で最も有名なもの。「Neu()schwan(白鳥)stein()」、つまり「新白鳥城」という意味で、この城が建っている集落の名も「Schwangau(白鳥の里)」。ルードヴィヒ二世の愛した中世騎士伝説にしばしば登場する白鳥にも縁が深い。建築開始は1869年。王の趣味がふんだんに盛り込まれた豪奢な城で、見所は青と金を基調とした王座の間や、歌人の間。リンダーホフ城よりは小規模だが城内に洞窟もある。1886年、ルードヴィヒ二世はこの城にいた時に王の退位を要求する家臣たちに拘束されシュタンベルク湖近くのベルク城に移送される。その後王はシュヴァンガウ周辺の民衆には特に人気があり、王を守ろうと多くの農民たちが武器を取って駆けつけたという。

「私が死んだらこの城を破壊して欲しい」・・・自分の死後ノイシュヴァンシュタイン城を壊すように遺言した人物は二人。ひとりはルードヴィヒ二世、もうひとりはかのアドルフ・ヒトラー。しかし王の死後ほどなく城は一般公開されるようになり、現在までドイツ観光の一番のハイライトとして君臨している。

駐車場代 4.50EUR、入場料 大人9.00EUR
http://www.neuschwanstein.de/

ホーエンシュヴァンガウ城(Schloss Hohenschwangau)

チケットセンターから少し歩くとすぐホーエンシュヴァンガウ城が見えた。この城はマクシミリアン2(ルードヴィヒ2世の父)12世紀の廃城を改築したもので、ルードヴィヒ2世は幼少時代をここで過ごした。

 

麓からマリエン橋まで


マリエン橋からの眺め
チケットセンターから坂を上ったところにあるHotel Lislの横からシャトルバス(5)が出ている。登りは大人1.80EUR。列に並んでいるのはJTBやトラピックスのバッジを付けたツアー客ばかりでここでは完全に日本人がマジョリティ。チケットセンターから城への交通手段としては馬車もあるが、馬車降り場からマリエン橋まではかなり歩かなければならないためマリエン橋にも行きたい人はバスを選択するべきだろう。かなりの急坂を自転車で上ってくる人もいて驚く。

ペラート峡谷にかかるマリエン橋はノイシュヴァンシュタインを撮影するのに絶好の場所。バス降り場からすぐのところにあり、下は滝になっていて見下ろすと目が眩む。アルプスの民族衣装を着たおじいさんが橋の上にいて観光客と写真を撮っている。


展望スペースからホーエンシュヴァンガウ城を
マリエン橋から城まで約600メートル(徒歩1015)。途中で左側にホーエンシュヴァンガウ城やアルプ湖を見下ろせる展望スペースがある。

ノイシュヴァンシュタインは崖の上に建っており、下から見上げると怖いくらい。

城に到着

英語ツアーとのことだったが、見学者の数が多く、皆各国語のオーディオガイドを耳に当てて聴いているので案内係は特にしゃべらない。もちろん日本語のオーディオガイドあり。各部屋に入るとセンサーが反応して自動的にその場所にあった案内が流れる仕組みになっている。

王が愛したバイエルン・カラーの青を基調とした王座の間と歌人の間が特にゴージャス。ゲルマン伝説を描いた壁画はラファエル前派的なタッチのもの。ここでルードヴィヒ二世は夢の世界に浸っていたのだ。

城の窓からはシュヴァンガウの村やアルプスの山々が見える。


アルプ湖とホーエンシュヴァンガウ城

城からマリエン橋とその下の滝が見える

 


すれ違う馬車
帰りは2頭立ての馬車で。下りは大人2.50EUR(登りは5.00EURだそうだ)
最前列に乗ったので馬のお尻が良く見える。下りの途中で疲れた馬を替えていた。

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