●航空券(日本-フランス往復)…マイレージ特典で予約
●航空券(ブレストからパリ・オルリー空港へ)…エールフランスのウェブサイトで予約
TGVと飛行機のどちらにしようか迷ったが、飛行機は運賃4,100円+税サーチャージ2,980円と意外に安く所要時間は1時間15分。TGVは飛行機よりトータルで1,000円〜2,000円程安かったが所要時間は約4時間30分。空港に早めに到着しなければいけないことを計算に入れても飛行機の方が楽。
TGVに乗るならレンタカーはブレスト駅に近い営業所に返すことになるが、そこは12:00〜14:00まで昼休みがある。空港の営業所なら昼休みが無いので返却時間を気にする必要が無いというのもポイントだった。
エールフランス
http://www.airfrance.co.jp/
●レンタカー(Hertz)…Hertzのウェブサイトで予約
利用しているクレジットカードの特典で「ハーツNo.1クラブ・ゴールド」に年会費無料で入っているので、利用料金が10%引きになる。
オプションとしてカーナビゲーションシステム「Never Lost」も併せて予約。これは日本語の音声案内ができるので大変便利(ただし画面表示は英語)。
パリで借り出してブルターニュで返却しても乗り捨て料金はかからないことが分ったので、ブレストで返却することにした。レンタカー会社は支店により営業時間が異なるので(昼休みがあったり)注意が必要。
Hertz
http://www.hertz.com/
●1泊目のホテルは到着が夜遅くなるため、ほとんど「寝るだけ」の宿だったので「エクスペディア」で空港ターミナル内のNovotelを予約。雑誌「フィガロマガジン」の広告にエクスペディア予約時の1,000円割引クーポンが付いていたのでそれを利用。エクスペディアは予約時にクレジットカード決済が必要となる場合が多い。
http://www.expedia.co.jp/
●ロワールとブルターニュのシャトーホテル1軒ずつとパリのホテルは、ルレ・エ・シャトー(Relais & Chateaux )の加盟ホテルから選んだ。ルレ・エ・シャトーはラクシャリーな個性あふれるホテルが多い。各ホテルの担当者とメールでやり取りして予約する部屋の好みを伝えた。
ルレ・エ・シャトー(Relais & Chateaux )
http://www.relaischateaux.com/
※「シャトーホテル」と一口に言っても、シャトー(城)をビジネスとして購入した方が経営する"ちょっと豪華なB&B"のような比較的庶民的な宿もある。
※シャトーホテルは歴史ある「本館」と、馬屋や召使部屋等を改造した「別館」の2種類の棟を持つところが少なくない。近代的な大型ホテルなら特にこだわらないが、シャトーホテルのような趣あるホテルに泊まる場合、我が家では予約時に本館にある部屋を指定している。また、そのホテルの最低ランクの部屋は宿の個性を十分に満喫できないものが多いため、少し良いクラスの部屋を予約するようにしている。
●ナントのホテルは到着が夜遅くなるためやはり「寝るだけ」の宿だったが、ホテル選びのポイントは敷地内に十分な駐車場があることと、部屋の広さに余裕があることだった。我々のようなレンタカー旅行者にとって敷地内駐車場の有無は重要な問題。ナント中心部のホテルは敷地内に十分な駐車場が無いことが多く(近くの有料駐車場を利用するよう推奨するホテルが多い)、また部屋面積がが狭いホテルが多かった。ちょっと郊外にすれば条件に合うホテルを探すのは難しくない。我々が選んだのは偶然
アラン・デュカスが会長を務める「シャトー&ホテル・コレクション」の加盟ホテルだったが、決して「シャトー」なんて大仰なものではなくリーズナブルな郊外型プチホテルだった。
シャトー&ホテル・コレクション
http://www.chateauxhotels.jp/
●ホテルだけでなく、今回の旅行では是非ともシャンブルドット(民宿、B&B)に泊まってみたかった。当初「フィガロ・ヴォヤージュ」に掲載されていたB&Bにコンタクトを取ったのだが「最低2泊以上」と言われたので却下。そういえば、以前イギリスでフィガロ掲載のB&Bに泊まったことが一度あったがマイナーなド田舎だったにもかかわらずフィガロを見た日本人観光客が何組も訪れていた。やはりフィガロ掲載の宿は避けるのが得策だと思い直した。
ブルターニュ観光局とGites de Franceのウェブサイトから宿泊したい地域内にあるシャンブルドットを検索し、掲載されている写真等を見比べて好みに合う宿にメールでコンタクトした。Gites
de Franceは麦の穂マークの数(1〜4)で宿の格付けをしているので分りやすい。我々が宿泊したのは麦の穂3つの宿。「フィニステール県("地の果て"の意)」で平日だったため宿泊客は我々だけで、大満足の滞在となった。
ブルターニュ観光局
http://www.brittanytourism.com/
Gites de France
http://www.gites-de-france.com/
やはり美食の国フランス。どこで食べようかとミシュランやゴーミヨ(Gault et Millau)等を読みまくり下調べにも気合が入る。
●シャトーホテル2軒ではホテル内のレストランで夕食をとるので宿泊予約時に併せてディナーの予約もしておいた。その地域で一番のホテルだけあって、どちらもミシュラン星付きレストラン。
●ナントでは到着時間が未定だったので予約は無し。ブルターニュ最後の夜は比較的庶民的なシーフードレストラン(シャンブルドットのご主人にお勧めを聞いておいた)だったので予約は無し。
●パリに着いた日のディナー(ル・ムーリス)と翌日のランチ(ステラマリス)はそれぞれリコンファーム(予約の再確認)が必要なレストランだったので、クレジットカードのサービスデスクに手続きを依頼。予約はともかくとして現地でリコンファームをするのはあまりにも面倒。せっかく無料のサービスなので利用しない手は無い。(カード会社やカードの種類によって手数料が必要な場合もある)
実は「ランブロワジー」に行きたかったのだが、運悪く我々の滞在日が休業日だったのだ。
ありがたいことにロワールの城は年中無休のところが多かったので計画が立てやすかった。入場観光をする場合は各施設の営業時間や昼休み、最終入場時間、休業日等を予め調べておくことが必須だと思う。
ブティックや菓子屋等は昼休みの休憩が有る店が少なくないので昼休み時間に注意。ウェブサイトのある店でも営業時間が掲載されていないところが少なくない。どうしても、という重要な店についてはクレジットカード会社のサービスデスクに依頼して調べてもらった。
ミシュランが発行している地図をAmazonで購入。縮尺は20万分の1で、主な都市は市街地の拡大図が掲載されているので便利。
更に詳しい地図が必要な場合はGoogle Mapで拡大したものを印刷して持参した。
小心者なので今までなかなか英語圏とドイツ語圏以外の国への旅行ができなかったが、今回は頑張ってフランス語会話に挑戦してみることにした。パリだけだったら英語だけで通すのは容易いだろう。だが、今回は地方を中心に回るドライブ旅行で、どうしてもブルターニュの最果ての漁師町でシーフードを食べたり、民宿に泊まったりしてみたかった。日本に置き換えてみると網走や知床の海鮮食堂や民宿で英語が通じるとはとても思えない。レンタカーで田舎を回るという目標を達成するには現地語を少しでもあやつれるようにならなければならないのだ。
ただし現在仕事で多忙を極めている上に カントリーサイド住まいなものでフランス語教室に通う時間も機会も無い。したがってNHKラジオ講座「まいにちフランス語」を半年分録音しひたすらシャドウイング。家事をしながらジムで走りながら耳にはイヤホン、筋トレのカウントは全部フランス語で数える。「のだめ(漫画「のだめカンタービレ」の主人公)だって中山美穂だって話せるようになったんだから」とひたすら自分を鼓舞し続けた。
結局一度も生のフランス人と話す機会が無いまま旅行に出てしまったが、あら不思議。何故か相手の言っていることが分る。何故かこっちの言っていることも通じてる。会話教室に通わなくても旅行会話程度ならある程度気合で何とかなってしまうことが分った。
NHKラジオ講座に対するささやかな不満:
英語の「you」を表す言葉としてフランス語には「vous(あなた:丁寧語)」と「tu(君:友達同士など)」の2種類がありそれぞれ動詞の活用が異なる。親しみやすさを重視しているのだろうがラジオ講座で使用される会話はほとんどが「君」ばかりだった。しかし1週間程度の旅行で使われる会話はほぼ99%が「あなた」に終始する。
「今日の一言」と暗記するべきミニ表現があるのだが、「Zut!(チッ)」とか「Et Alors?(それがどうしたのさ:英語でいうところのSo What?)」のような相手に喧嘩を売っているとしか思えない表現も多々あり。
アメリカ人向けのフランス語教材Pimsleur(ピンズラー)のCDは大変実用的で役に立った。Amazonのマーケットプレイスにはかなり安く購入できるショップも出品している。英語で少しずつ違うパターンで日常会話の設問が出されそれをフランス語で答えていくというもので、言いたいことが反射的に口を衝いて出るようになる。
※ピンズラーはU-CANから日本語版も出ている。私も無料サンプルCDを聴いてみたが、個人的には日本語版は自分には合わないと感じた。英語はフランス語と単語や文法構造が近いので、英語で言いたいことを考えてそれをそのままフランス語に直してしゃべる方が楽だったのだ。
フランス語会話の勉強をする以前も、フランス語のメニューだけはなんとか理解できていた(それは私が食いしん坊だったからに他ならない)。見田盛夫氏の「メニューの読み方」は読み物としても楽しめるし、練習問題等もあるので実践的にメニューの読み方が分る面白い本だ。 今回の旅行で英語メニューを用意していたのは「ル・ムーリス」くらいで、英語併記メニューを用意していたのはブルターニュのクレープリーだけ。あとはほとんどフランス語メニューのみ。パリでは英語メニューを用意している店も少なくないだろうが、地方をメインに旅行される方は基本的な食材名を覚えていった方が楽だと思う。 |
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