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3日目:ケントとサセックス

坂道と石畳の街 Rye

老舗ティールーム「フレッチャーズハウス」


有名なティールームFletchers House

ライで一番古いティールームSimon the Pieman
3 Lion Street, Rye TN31 7LB

セント・メアリー教会の前の通り(Lion St.)にインフォメーションセンターがあり、有名なティールーム「フレッチャーズハウス」(1932年創業)とライで一番古いティールーム(1920年創業)「サイモン・ザ・パイマン」が隣り合わせに並んでいる。我々はライで一番美味しいと評判のティールームFletchers Houseに入ることにした。

16世紀末に活躍した劇作家ジョン・フレッチャーの生家だった建物が、現在はティールームになっている。ロンドンのリッツ出身のペイストリーシェフが腕をふるっているとかで、素朴なキャロットケーキが名物だそうだ。

Fletcher's House, 2 Lion Street, Rye,TN31 7LB
http://www.fletchershouse.co.uk/

平日の午前中だったせいか見える範囲で観光客は我々だけで、他のテーブルはみな地元のおばちゃん・おじちゃん達ばかり。談笑しながらお茶とスコーンやケーキで長々と粘っている様子。ランチメニューもあるのでお食事もできる。重々しい天井の梁が建物の古さを感じさせる。

オーダーしたのは「Fletcher's Set Tea」 10.25ポンド X 2人分。ボリュームたっぷりのお得なセット。
・A pot of tea
・三角サンドイッチが4切れ(具は3種類の中から1つ選択。パンも白・茶の内から選べる)
・フルーツスコーン、クロテッドクリーム&イチゴジャム付き
・お好みのケーキ

基本セットのスコーンはドライフルーツが入ったものだが、夫はプレーンスコーンの方が好きなのでプレーンにしてもらった。温かくはなかったがスコーンの味は上出来。
紅茶は正直言って前の晩にB&Bで頂いたものの方が上だった(ラクシャリーなB&Bなので紅茶にも気を配っていると思われる)。
ここに来る前にB&Bでたっぷり朝食を摂っていたのでサンドイッチとスコーンを食べたところで既に満腹に。巨大なケーキは持ち帰り用に包んでもらえるだろうかと聞いてみたら「もちろんよ!」と快諾してくれたのでお持ち帰りに。綺麗に包んでくれたので翌日遠出した時のランチ代わりにした。名物というだけあってキャロットケーキはしっとりした生地で美味しかった。


夫のセット(ハムのサンドイッチ、プレーンスコーン、チョコレートファッジケーキ)

私のセット(スモークトサーモン&きゅうりのサンドイッチ、フルーツスコーン、キャロットケーキ)

ヘンリー・ジェイムズのラムハウス(Lamb House)

  ティールームを後にし付近を散歩。

近くに来たら是非寄ってみたいと思っていたのが、作家のHenry Jamesが晩年(1897年から亡くなった1916年迄)を過ごしたラム・ハウス。彼はここで『鳩の翼(The Wings of the Dove)』や『黄金の盃(The Golden Bowl)』を執筆した。これらの作品は映画化もされている。


Lamb House
West Street, Rye, East Sussex, TN31 7ES
http://www.nationaltrust.org.uk/lamb-house/

ただ、ライについては正直言って「雑誌や各種ガイドブックの褒めそやし方は過大評価気味ではないか」という感想は否めない。ロンドンから日帰り可能で鉄道駅から街の中心まで歩いて行ける観光地だから記事にしやすいのだと思うが…。特に「土産物」でなく「アンティーク」を手に入れようとされる方はあまり期待し過ぎない方が良い。


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