プロスペクトコテージから更に先へ進むと、風景は一層荒涼としてくる。「イングランドの庭」と称えられるケント州のイメージとは正反対だ。粗末な掘立小屋やトレーラーハウスにも人が住んでいるようで、なんとも奇妙な、ビザールな眺めだ。レイチェル・ワイズが出演した映画「アイ・ウォント・ユー」にも彼女に恋する風変りな少年が住む荒野としてこのあたりの風景が登場するが、通常の社会的規範から外れた人々が住んでいそうな趣がある。
原子力発電所のすぐ近くまで行ってみた。無機質で大きい威圧感のある建物で、恐ろしく胸が締め付けられるような気持ちになる。
その他に灯台やひっくり返された古いボート、ロムニー・ハイス・アンド・ディムチャーチ鉄道の終着駅、パブ等を見て回った。
灯台 |
デレク・ジャーマンは海キャベツ(クランベ・マリティマ)はイギリスのどこよりもダンジネスに多く生えていて、放射能を蓄積しやすい植物だと著書の中に書いていた |
この辺りは自然保護区となっている |
映画「ザ・ガーデン」にもこんな感じの木が敷かれた道が出てきた |
灯台 |
トレイラーハウスに定住している様子 |
パブ 「ブリタニア・イン」 |
ダンジネスを後にし、A259〜B2080を通ってテンターデン(Tenterden)に到着。テンターデンは古くからのマーケットタウンで、ハイストリートには賑やかに店が立ち並んでいる。スーパーWaitroseも。ローラアシュレイの店頭には50%offの文字が躍っていたので入ってみたが、服はどうもデザインが今一つ。昔はもう少し良いものがあったのに。
ダイヤモンドジュビリーのためか、ユニオンジャックが目に付く (ローラ・アシュレイ) |
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