ギドリーパークのシェフ マイケル・ケインズ氏(Michael Caines MBE)はイギリスを代表する有名シェフの一人。ミシュランの2つ星、AA(英国自動車協会)のロゼット5つを冠したイングランド南西部で最も評判の高いレストラン。「The
Sunday Times Food List 2014」 ではイギリスのNo. 1レストランに選ばれている(Britain’s Top 100 Restaurants)。
まずは暖炉前のソファに座って食前酒を頂きながらメニューを選ぶ。私:シャンパーニュ 13.00、夫:デヴォン産リンゴジュース 5.00。
Signature Menu(デギュスタシオン)が140ポンド、アラカルトの3コースディナーが115ポンド(それぞれコーヒーとプチフール付き)。色々味わうのが好きで健啖家の我々はSignature
Menuにした。この部屋にはシェフ マイケル・ケインズ氏のレシピ本(25ポンド)やギドリーパーク特製マーマレード(9ポンド)等がさりげなく置かれている。
Gidleigh Park
Chagford, Devon TQ13 8HH
Tel: 01647 432 367(ディナー予約は電話のみ、ランチはネット予約可能)
http://www.gidleigh.com/
入口 |
暖炉の前で寛ぐ |
Signature Menu |
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食前酒と一緒に出されたアミューズ。左から:マッシュルームのスープ、鮭のムース、牛肉のタルタル。これから始まるディナーへの期待を高めてくれる品々。 やがて準備が出来たとレストランの方に案内された。案内された部屋にテーブルは7卓。女性客は半袖2人、ノースリーブ 1人と薄着の方が比較的多い。落ち着いた年代のイギリス人が多い印象(ロンドンと違って地方なので非白人は我々だけ)。 |
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Tartar of marinated yellowfin tuna キハダマグロのタルタル。上に帆立の薄切りとキャビアが載っており、ビーツのソースをゼラチンで固め薄い膜状にしたものが敷いてある。ライムやワサビのソースも点々と。 |
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Foie-gras terrine 左:フォアグラのテリーヌ。ゼリー状にした甘いマディラ酒のソースがよく合う。 中央:オリーブオイルやトリュフを塗ったパン・ド・カンパーニュ 右:豆のサラダ |
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Cornish salt Cod コーンウォール産の鱈に蟹、チョリソーを添えて上に野菜のトッピング。鱈は一瞬生かと思う質感だがちゃんと火が通っている絶妙の火入れ。爽やかなピューレはレモン汁と皮の粒々が入っていて味のアクセント。別添えでエスプーマ状のソースも。 |
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Partridge パートリッジ(山うずら)のロースト。カリンのピューレ、レーズン、香り高いゲビュルツトラミネール(白ワイン)のソースとフルーティーな味付けで美味。 |
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Devon beef fillet and cheek デヴォン産牛肉を用いたひと皿。フィレステーキ、頬肉の煮込み、ぷりぷりしたボーンマロウ(骨髄)の燻製。エシャロットとホースラディッシュ(西洋わさび)のコンフィ、マッシュポテト、マッシュルーム、ほうれん草添え。赤ワインソース。 |
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A selection of South West cheeses イングランド南西部のチーズ。カマンベール、40か月熟成のチェダー、ウォッシュチーズ、スティルトン。ブドウやドライフルーツを添えて頂くと味が引き立つ。(チーズ大好きなので夫の分までもらってしまった) |
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Apple リンゴのアイスクリームの上に青リンゴのゼリー、さらにバニラビーンズたっぷりのムース状クリーム・・・と、層になっている。パリッとしたリンゴが刺さっているのがアクセント。 |
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Strawberry mousse 苺のソルベやゼリーを中心にメレンゲやカラメリゼした胡桃等食感の違う付け合わせ。 |
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コーヒーとプチフール レストランからまた暖炉のある落ち着いた部屋に移って、食後のコーヒーとプチフールを頂く。ミルクプディング、熱々のフォンダンショコラ、ピスタチオアイスクリーム、チョコレート。 |
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従業員教育がよくなされているようで、どの従業員も丁寧で感じが良い。皿出しは比較的早めでスムーズ。サービス料等併せて合計350ポンド。 料理は全般的に満足度の高いもので、特にメインの食材とソースや付け合わせの取り合わせでハッとさせるような工夫や気配りがなされていて感心した。この地方に来ることがあればまた是非食事をしたいレストラン。 帰りはとっぷりと暗くなっていただが、車の前を狐が横切るのが見えた。 |
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