映画『ムッソリーニとお茶を』 |
映画『ムッソリーニとお茶を』は1930年代のフィレンツェを舞台にイタリア人の少年と"スコルピオーニ"と呼ばれた英国婦人達の交流を描いたフランコ・ゼフィレッリ監督の自伝的作品。フィレンツェに暮らしていたイギリス人たちのコミュニティが興味深い。 |
ウフィツィ美術館 |
フィレンツェに暮らすイギリス上流階級の自由奔放なマダム達はウフィツィ美術館内にお茶道具を持ち込んでティータイムを楽しんでいる。 戦争が始まりイギリスがイタリアの敵国となると軍人たちは彼女たちの持ち物をウフィツィ美術館回廊の窓から投げ捨ててしまう |
カフェ・ドネイ(Gran Caffe Doney)があった建物 |
フィレンツェのトルナブォーニ通りにはかつてイギリス領事館があり、有名なカフェ・ドネイ(Gran Caffe Doney)にはフィレンツェ在住の多くのイギリス人が集っていた。映画にもこのカフェが登場し、イギリス人たちが寛いでいるところをファシスト達が襲撃する場面がある。 シシングハースト城のガーデンを作り上げたヴィータ・サックヴィル=ウェストの恋人だったヴァイオレット・トレフューシス(エドワード7世の愛妾アリス・ケッペルの長女)もこのカフェによく通っていたとか。ヒトラーがフィレンツェを訪れた時にこおでムッソリーニと会食した。 |
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