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2日目

レイトンハウス美術館

バスで美術館に向かう


バスの中
荷物を預かってもらいホテルをチェックアウト。

レイトンハウス美術館は地下鉄の最寄り駅(High Street Kensington駅)から徒歩15〜20分掛かるそうなので、ホテル近くから27番のバスに乗り、バス停Design Museumで下車。そこから歩いてすぐ。ここに行くにはバスの方が便利。
   
   
   
   

レイトンハウス美術館Leighton House Museum

少し早めに到着したので開館まで待つ。
こちらはナショナルトラストの会員は入場料が半額になるので、会員証を持っている方は忘れずに持参を。

レイトンハウスはヴィクトリア朝英国を代表する芸術家のひとりフレデリック・レイトン卿の私邸だった建物を美術館として一般公開している。レイトン王立芸術院(Royal Academy of Arts)の会長を20年近く勤め、イギリスの美術界で唯一貴族の称号「Lord」を与えられた大御所。死後はセントポール大聖堂に葬られた。

ホランドパークにほど近いこの屋敷にはヴィクトリア女王や、ラファエル前派の芸術家たちも訪れ、上流階級や芸術家の社交場となっていた。

入口からすぐのところにあるのがThe Staircase Hall、そして左手にあるのが有名なThe Arab Hallと呼ばれる壮麗な空間。設計はGeorge Aitchison。シチリアのパレルモにあるアラブ・ノルマン様式のジーザ宮殿(La Zisa )を参考にしたそうだ。

見とれていると案内の人がこのホールについて詳しい話をしてくれた。持ち帰ったイスラムのタイルで装飾されたエキゾチックな空間は息をのむような艶やかさ。アーツ&クラフツの陶芸家ウィリアム・ド・モーガンがこのタイルの配置や補修を手掛けた。柱頭のデザインはランドルフ・コールデコット、モザイクなど壁面の帯状の装飾はウォルター・クレイン。金色のモザイクを角度を少しずつ変えて貼っているので、昔はガス灯の光を受けてキラキラしていたのだとか。中央には噴水があり、ウィリアム・モリスダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが集まって中央の噴水の周りでシガーを吸ったりしていたそうだ(時には吸殻をその噴水の中に落としたり)。
レイトン卿がこちらに移り住んだことで周りには他の芸術家も住むようになったのだとか。近くにレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジやテイク・ザットのロビー・ウィリアムズの家もあるそうだ。「もっとも、あの二人はミュージシャンだけど音楽の騒音じゃない件でひと悶着あったからね(ニヤリ)」 ああ、あのご近所トラブル騒動のことね・・・
2階に上がると、アラブホールを見下ろすことができる室内バルコニーがあった。寝椅子などもあり寛ぎながらこの異国情緒に満ちた空間を眺めることができるのだ。
ちなみに映画『未来世紀ブラジル』やスパンダーバレエ「Gold」のビデオクリップもここで撮影されている。

館内は写真撮影禁止なので、代りにRoyal Borough of Kensington and Chelsea提供の画像をお借りした(写真撮影を禁止する代わりに使用可能な画像をウェブサイトやフェイスブックで公開している)。

館内ではヴィクトリア時代の画家ローレンス・アルマ=タデマ(Sir Lawrence Alma-Tadema, 1836-1912)の企画展が催されていた。鮮やかなバラの花弁が溢れむせ返るほどの芳香が漂ってきそうな「ヘリオガバルスの薔薇」、陽光溢れる水辺に佇む3人の美女「見晴らしのよい場所」等の代表作が展示されていた。
1階の入り口近くには展示作品のミニポスター(額装用マット付)や絵葉書、トートバッグ、画集等のグッズが売られていた。


レイトンハウス美術館の外観

ブループラーク
 
美術館の周りは高級住宅街。お隣も豪邸
 
美術館の裏にガーデンもある
 
アラブホール
(画像はRoyal Borough of Kensington and Chelseaより)
 
アラブホール
(画像はRoyal Borough of Kensington and Chelseaより)
 
アラブホール天井
(画像はRoyal Borough of Kensington and Chelseaより)
 レイトンハウス美術館Leighton House Museum
12 Holland Park Rd, Kensington, London W14 8LZ
www.leightonhouse.co.uk
   

帰りもバス

この次はアンティークモールに行くので
帰りはバス停Design Museumから10番のバスに乗り、バス停Selfridgesで下車
   
   
   
   

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