旅行記：早春のロンドン滞在再びアンティークと美術館巡り (2018年3月)

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3日目

ケンウッドハウスKenwood House

宿を出てQueensway駅から地下鉄に乗り、Tottenham Court Road駅でノーザンラインに乗り換え、Archway駅で下車。駅前から210番のバスに乗る。

アーチウェイArchway駅	210番のバス

バスでハムステッドヒースの北端に行く。目的のケンウッドハウスは停留所から歩いてすぐ。
こちらに来るのは28年ぶり。その時はHamstead駅からハムステッドヒースの丘を歩いてこちらのお屋敷を訪れた。

ケンウッドハウスは18世紀半ばに当時著名な判事だった初代マンスフィールド伯爵ウィリアム・マレーが購入し、ロバート・アダムに改築を依頼した。現在もインテリアにアダム様式を感じられる。マンスフィールド伯爵家はその後屋敷を手放し、ギネスビール社会長の初代アイヴィー伯爵エドワード・セシル・ギネスの手に渡る。アイヴィー伯爵は絵画のコレクターとして知られており、現在も展示されているイギリス絵画やフランドル絵画は彼が収集したもの。ジョシュア・レノルズやトマス・ゲインズバラ、ターナー、ローマス・ローレンス等イギリス美術のコレクションが充実。この屋敷を購入した2年後に伯爵は亡くなり、ケンウッドハウスは絵画コレクションと共に国に寄贈された。
フェルメールやレンブラント等、著名な画家の作品が数多く展示されているにもかかわらず（しかも無料で）、ロンドンの中心部から離れているためか見学者の姿はまばら。ゆっくりと芸術作品と向き合うことができる。

ケンウッドハウスKenwood House
Hampstead Lane, Highgate, London NW3 7JR
https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/kenwood/
入場無料

ケンウッドハウスで撮影された映画
『ノッティングヒルの恋人』Notting Hill(1999)…アナがヘンリー・ジェームズ原作の映画を撮影した場所
『101』101 Dalmatians (1996)
『ヴィーナス』Venus (2006) ピーター・オトゥール主演作品

	ケンウッドハウスの入口
フェルメール『ギターを弾く女』 The Guitar Player by Johannes Vermeer	フランス・ハルス『ピーター・ファン・デン・ブロッケの肖像』 Portrait of Pieter van den Broecke, by Frans Hals
レンブラント『自画像』 Self Portrait with Two Circles	フェルディナント・ボル『婦人の肖像』かつてはレンブラントの作品と思われていたとのこと
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ロバート・アダムの図書館

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	ジョージ・ロムニー

ケンウッドハウスで育ったダイド・エリザベス・ベル（左）と、いとこのエリザベス・マレー（右）初代マンスフィールド伯爵はダイドの大叔父にあたる映画『ベルある伯爵令嬢の恋』にダイドが登場する

*	ケンウッドハウスはハムステッドヒースに面しているのでゆるやかな丘の向こうにロンドンの高層ビル群が見下ろせる。ロンドンアイ（観覧車）やBTタワー、ウォーキートーキー、ザ・シャード…
シャクナゲのつぼみ
遠くにロンドンの高層ビル群が見える	カメラをズームするとこんな感じ

バスに乗ってGolders Greenへ。

帰りはお屋敷からすぐのところにあるバス停でハムステッド行きのバスを待っていたが、土日はその路線が休みであることに気づき、210番のバスに乗ってGolders Green駅へ。ここから地下鉄に乗りハムステッドに向かう。

Golders Green駅

Golders Green駅前はバスターミナルになっている

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