15:07頃 グラスゴー空港に到着。今年(2019年5月末頃)設置されたばかりの自動ゲートを初体験。 これまでイギリスへの入国は係員による審査が必要で、そのためにイギリスの入国審査はひどく時間がかかる(質問への返答によっては入国を拒絶されることもある)と悪名高かった。それが、機械にパスポートを読み込ませるだけで入国できるようになったのだ。これは画期的。
空港の建物を出て左側にある白いトンネルの中を歩いていくと、複数のレンタカー会社が入っている共同ビルがある。Hertzのカウンター内に掲示してある電光掲示板で予約した車が停めてある場所を確認し駐車場へ(予約した人の氏名が表示されている)。 車に乗り込んだところで係員のチェック、ゲートを出る時にもう一度チェック。
空港の建物を出て左側
矢印の白いトンネルの中を歩いていく
この建物の中に複数のレンタカー会社のカウンターがある
「コンパクト・オートマティック」(フォードFocusやKIA等)のクラスで予約したのだが、数段階アップグレードされてボルボ V60 クロスカントリー D4 が用意されていた。2.4リットル ディーゼルターボでサンルーフ付き。日本での価格は600万円くらいだろうか。
細部にわたってハイテクで高機能。バックモニターやフォグランプ有。エアコンの温度設定は左右個別に設定可能、シートヒーター付き。デコボコ道走行時にアップダウンの衝撃でシートベルトがきゅっと締まるようにできている。ロックがかかった状態の車にキーを持った人が近づくと、ロック解除の操作をしなくてもドアに手をかけるとそのまま開くようになっている。衝突防止の安全機能付で他の車や人が近づくとアラームが鳴る。走行安定性も優れている。・・・乗りやすい、良い感じのスポーツワゴン。車幅も全長も大きかった。
ボルボ V60 AWD AU クロスカントリー D4
M8(高速道路)に乗ってクライド川を渡る。昔見ていた犯罪ドラマによく出てきた川だ(笑) グラスゴー郊外からM80に移る。
羊や牛の放牧地(ごくごく小さな仔羊もいる)、白樺、花盛りのシャクナゲやルピナス、黄色い花等を眺めながら北上。鹿が200頭以上群れを成している緑地もあった。A9でスターリングやパースを通り、Aviemore近くではスペイ川と並走していた。最初は小雨だったがだんだん激しくなる。
クライド川
本日の最終目的地であるアラプールは小さな町なので、途中のインヴァネスで給油と必要な買い物を済ませておく。
まずは給油。周囲の一般的なガソリンスタンドの単価が@137.9だったのに対し、TESCOは@129.9とかなり割安。スーパー併設のスタンドはお得なのでできるだけ利用した方が良い。 給油を終えて支払いに行った時にレジにいたおじいさん店員は「服とバッグの色があなたによく似合っているね」とにっこり。ヘブリディーズに渡った後もそうだったが、カントリーサイドに行くとフレンドリーな対応をしてくれる店員さんとちょっとした会話をすることは少なくない。
ガソリンスタンドがあることを示す看板は
ゲール語(Peatroil)と英語(Petrol)の2か国語表記
給油
次に車をスーパー部門の駐車場に移動させる。ヘブリディーズ諸島に渡る前に大型スーパーで買い物できる機会はこれが最後なので色々買いこむ。
TESCO Extra (Inverness Inshes Extra)
Inshes Retail Park, Milton Of Inshes, Inverness, IV2 3TW
24時間営業、ガソリンスタンド併設
TESCO extraスーパー部門
スライスチーズ(熟成チェダー 10枚入) 1.90ポンド
Whiltshire Cured Ham 6枚入 2.00ポンド
ピエダングロワ(フランスのウォッシュ系チーズ) 2.20ポンド、 ブラックベリー(150g) 1.38ポンド
赤ワイン Bouchard Aine & Fils Mercurey(AOC Mercurey) 11.00ポンド ブルゴーニュのコート・シャロネーズ地区にあるワイン産地
白ワイン アルザスのゲヴュルツトラミネール 9.00ポンド
水 2リットル 17p
買い物が終わる頃には雨が上がって日が差してきた。薄暮の中のLoch Garveはターナーの水彩画のよう。