生絞りオレンジジュース、半割りグレープフルーツ、シリアル、トースト、ブラウン・ブレッド、スコーン、紅茶
タマゴ、ベーコン、ソーセージ、ブラック・プディング、ホワイト・プディング、トマト、マッシュルームテーブルクロスが敷いてあり、ナプキンも紙でなく布製。 美しく整えられたテーブル・セッティングにもこだわりが感じられる。 廊下には大きなウォーターフォード・クリスタルのランプが灯っていた。 ここの奥さんの口癖は「・・・, Love!」と語尾にLoveがつくこと。 中高年女性に多いのだが。
昨日は5メートル先さえ見えないような濃い霧にすっぽりと包まれていたモハーの崖。 心配していたが、何とか今日は見られる状態のようだ。 ヴィジター・センターを経由しない道を探してみたが、あの崖に近づくにはどうしても通らなければいけないらしい。 しかもセンター付近の道は黄色二本線の路駐厳禁区域。 自然の景観で商売するなよ、プン。
崖が見える丘に登ってゆくと、まるで台風のような突風が吹き荒れていた。 気を抜くと本当に吹き飛ばされそうだ。 幾重にも連なった切り立った崖が海に突き刺さっているかのような壮観。 オブライエン塔は閉鎖されていたが、このそれほど高い塔に昇らずともモハーの崖は圧倒するような迫力をもって迫ってくる。
モハーからさらに北上、石灰岩がごろごろした奇観を誇るバレン高原を通る。
N67を東に向かい、途中でKinvara近郊でDanguaire Castleという城を見つけ、写真を撮る。
N18からいくつものラウンダバウトをぐるぐると回って市街地に入る。 Galway Crystalのビジター・センターの建物も見える。 Eyre Squareという公園外に車を停め、City Centre(繁華街)を散歩。 若者にあふれた活気に満ちた街。 歩行者天国となっているWilliam street〜Shop streetは人でいっぱいだ。 携帯電話会社が宣伝にKitkatを無料で配っているのでもらってしまった。 その通りでもひときわ目立つクラシカルなAIB銀行の建物は、ゴールウェイきっての名門、リンチ家の城(Lynch's Castle)だったというもの。
Galway City Centre横道に入ると市場が立っていて、聖ニコラス教会(St Nicholas' Collegiate Church)を囲む通りにはチーズ、オリーブの酢漬け、クレープ、ベーグル、花、ろうそく、春巻、そして巻き寿司まで、さまざまな商品・食品が売られている。 1477年にコロンブスが航海の安全を祈願したのはこの聖ニコラス教会だったとか。
St Nicholas' Collegiate Church前のマーケットこの市場からそう遠くない場所にジェイムズ・ジョイスの妻Nora Barnacle(1884-1951)が住んでいたというBowling Green 8番地が。 ジョイスも1909-1912の間、この家に足繁く通っていたという。 最近の映画でノラをスーザン・リンチが演じていたっけ。ちなみにジェイムズ・ジョイス役はユアン・マクレガー。
Bowling Greenゴールウェイといえば、「クラダーリング(Claddagh Ring)」発祥の地としても有名。 ショッピング街にはこのリングを売る店がたくさんあった。 王冠をかぶったハートを両側から手で持っているというデザイン。 私は十数年前にロンドンでこのリングを買ったのだが、その時に王冠=Loyality、ハート=Love、手=friendshipという意味があると聞いた。 恋人や夫がいる人はハートが尖ったほうを自分の方に向けてはめ、恋人募集中の人は反対に(王冠を自分の方に向けて)はめるとのこと。このCladdagh地区はSpanish Archからウルフトーン橋を渡った南側にある。
引き返してきてEasonという大きな本屋で雑誌を何冊か買う。 釣り雑誌3冊、週間TVガイド、アイルランドの映画雑誌。
Eyre Square Centreというショッピング・センターは、入口で予想したよりずっと大きく奥行きのあるものだった。 本場だけあってか、Galway Crystalはずいぶん割引価格で売られていた。 その後ここまでお手頃価格で売っている店にはついぞ出合わなかったくらい。 土産物、服飾関係の他、レストラン、大きなスーパーDunnes StoresとSuper Valuが入っている。同業種で競合しないのだろうか。 地下から出るとそこはEyre Squareの広場だった。
Salthillを過ぎ、R336を西へ。 このあたりからコネマラらしい荒涼とした湿地が始まる。 砕いた岩を積み上げた石垣が縦横に走る
アラン諸島に渡るための小さな飛行場が見える。
Copyright (c)2003
Cheeky All Rights Reserved
当サイトに掲載されている情報・記事・画像など、全ての内容の無断転載を禁止します。
引用される際は、必ず出典として当サイト名とURLを明示してください。