伝統的英国料理の代表、ローストビーフ。おもてなしに最適です。ここでは切り分けたビーフにかけるグレービー･ソースと、付け合わせのヨークシャー・プディングもあわせてご紹介します。他に相性の良いつけあわせはにんじん、グリーンピース、チップス（揚げジャガイモ）など。ホースラディッシュ（西洋わさび）を添えるとおいしくいただけます。
◆ロースト・ビーフ 牛かたまり肉、塩、こしょう、ラード（またはバター）
◆ヨークシャー・プディング 小麦粉60g
卵 １個
牛乳と水あわせて 120cc（半分ずつくらい）
塩 ひとつまみ
◆ロースト・ビーフを焼く
- 牛肉に塩こしょうをし、表面にラード（またはバター）を軽く塗る。
- 金網を置いた天板に肉をのせ、時々天板にたまる脂をすくって肉にかけながらオーブンの中段で焼く。
- 焼きあがったら冷めないように温かいところに置き、20分くらいおいてから切り分ける。
(肉汁を落ち着かせるためです。その間にグレービーソースを作るとよいでしょう）＜焼き時間の目安＞
ミディアムは肉４５０ｇ（＝１ポンド）につき２０分＋２０分
レアは肉４５０ｇ（＝１ポンド）につき１５分＋２０分
ウェルダンは肉４５０ｇ（＝１ポンド）につき２５分＋２０分
たとえば肉９００ｇなら２０×２＋２０＝６０分でミディアム。
最初の２０分は２００℃で、残りは１９０℃で焼きます。
◆グレービー・ソース
- ローストビーフを焼いた後の天板にたまった肉汁を小鍋に移し、小麦粉小匙２をふり入れて、粉っぽさがなくなるまでよく炒める。
- 水220ccを加えてだまにならないようにのばして、とろみが付くまでよくかき混ぜながら煮立て、固形スープの素１個と塩こしょうを加えて味をととのえる。
- 小鍋に移さず、肉汁のたまった天板をそのまま火にかけて作って頂いてもかまいません。
◆ヨークシャー・プディング
- 小麦粉と塩を合わせてボールにふるい、真ん中を窪ませその中にときほぐした卵と、牛乳と水の半量を入れる。
- 窪みの中心から少しずつ小麦粉と液体を混ぜ合わせていく。
- 残りの牛乳と水を加え、泡立て器でよくかき混ぜ、30分から１時間寝かせる。
- 型（プリン型くらいのサイズ）に油を塗り、200℃のオーブンで20〜30分（オーブンによって調節してください）、膨らんで焼き色がついたらできあがり。
- なるべく焼きあがるまでオーブンのドアを開けないこと。
- 型に塗る油は肉から出た脂がベスト。
あまり肉の量が少なすぎるとうまく焼けないので、多めに作って翌日コッテージパイ（シェパーズパイ）などに再利用するとよい。
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