ホテルに買い物袋を預けてから、歩いてすぐのとことにあるレストラン ステラマリスへ。予約は12:30。 シンプルな外観でうっかりすると見落としそう。レセプションに若い日本人男性がひとりいたが、他のスタッフはみなフランス人のようだ。 吉野建シェフの料理は やはり東京のタテル・ヨシノよりパリのステラマリスでと。異国で日本人がミシュランの星を獲る迄には大変な苦労をされたことと思う。 オーダーはいかにもパリのマダム!という雰囲気の貫録あるフランス人女性が取りに来てくれる(説明も丁寧で話しやすいので嬉しい)。先程の日本人男性も時々料理をサーブする際にテーブルに来てくれるが控え目な物腰と丁寧な話し方に好感が持てる。メニューの記載はフランス語。アミューズ、前菜、主菜、デセールという構成のムニュ・デジュネをオーダー(52ユーロと55ユーロ)。 まず最初にグジェール(チーズが入ったひと口シューのようなもの)が供された。濃い目の味付けでふわっとチーズの香りが広がってワインが進む。 夫の飲み物:Vittel 私の飲み物:グラスワイン白と赤(コート・デュ・ローヌ) Restaurant STELLAMARIS 4 rue Arsene Houssaye 75008 Paris http://stellamaris-paris.com/ |
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アミューズ: パプリカソースの下にクリームチーズのムース、パルメザンチーズを薄く焼いたものがさしてある。赤いパプリカの色彩とグリーンの皿の取り合わせが美しいし味も良い。横に添えてあるのは大根の薄切りにカラスミを挟んで串で刺したもので、これもワインに合う。 |
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夫の前菜:鯖のマリネ ヴィネガー風味の鯖は締まり過ぎず良いバランス。 |
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私の前菜:Risotto aux asperges vertes et parmesan < Di Reggiano > グリーンアスパラガスのリゾット パルメジャーノ風味 米粒への火の入り方が絶妙(作るのに手間がかかりそう)。コクのあるクリームとチーズの味で、上に散らしたアスパラガスとモリーユ茸がまた美味しい。 |
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夫の主菜: Saumon fume mi-cuit “Stella Maris” 軽くスモークしたサーモンミーキュイ ステラマリス風 ステラマリスのスペシャリテ。脂の乗った冷燻の鮭(温かい)で非常に柔らかく、スモークの香りがたまらない。これは是非頼むべき。 |
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私の主菜: Carre d'agneau roti en persillade 仔羊のロースト ペルシヤード風 うっすらとピンク色に焼き上げた仔羊はしっかりと羊の味がして大満足の出来。ポーションも大きい。ハーブと塩気も食欲が進む。カツレツにした羊とコンフィにした羊もひと口ずつ付いている。 |
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夫のデセール:アイスとソルベ3種盛り 赤はフランボワーズ、緑はピスターシュ、白はアマンド(アーモンドだけに杏仁豆腐のような風味) |
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私のデセール:軽く煮た温かい苺の上にソルベ。コンポートになるほど煮詰めてはおらず、表面がふわっと柔らかくなる程度。苺好き御用達。 | |
見たところこの日のランチに来た客の内、日本人は我々だけだったようだ。シックでシンプルな内装で、全く肩ひじ張らずに料理を楽しめる。スタッフのサービスも適切で心地良い。 ランチコースとはいえ、ル・ムーリスと違って"外した"皿が無くストレートに旨い。仕上げも繊細。今度は夜にも来てみたい。 左の写真:ステラマリスは凱旋門から歩いてすぐのところにある。 |
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