シスターの姿も多い |
フラミニオ駅から地下鉄A線に乗り、オッタヴィアーノ駅下車。ヴァチカン美術館の最寄り駅のため、ここでものすごい人数が下車した。 駅から美術館まではところどころに案内板があるので分かりやすい。ヴァチカンの城壁沿いに恐ろしく長い列ができていたが(左の通路)、我々は予めオンラインで入場券を購入し予約していたので右側の通路をずんずん進んで並ばずに入場できた。時間の節約になるので、ここはできるだけ事前に予約していくべき。予約無しで列に並んでいる人たちにダフ屋のような人々が「○ユーロで並ばずに入れるよ」と声を掛けていたが、自分で予約しておけばそんな割高な手数料を払う必要はないのだから。 建物の中に入ってからブースでプリントしたeチケットを入場券に引き換えてもらって入場。 入場料(大人ひとり)16ユーロ+予約料4ユーロ |
博物館入り口 |
長蛇の列 |
ミケランジェロ「ピエタ」のレプリカ |
まずは絵画館Pinacotecaへ。宗教画がほとんどなのだが、美術書や教科書に載っていたような有名作品が目白押し。特に重要な作品には「ヴァチカン美術館で見るべき100作品」のマークがついているので、美術に詳しくない方でも見逃さないような工夫がされている。 ここでもカラヴァッジョの大作に出逢った。元は教会の祭壇を飾っていた作品とのことで、光と闇のドラマティックな対比が美しい。隣にはグイド・レーニの作品が。 |
メロッツォ・ダ・フォルリ作サンティ・アポストリ教会の壁画装飾 |
「奏楽の天使」Angeli Musicanti |
ラファエロ「キリストの変容」 |
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レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖ヒエロニムス」 |
ベルニーニ |
カラヴァッジョ「キリストの降架Deposizione」 |
グイド・レーニ「聖ペテロの磔刑」 |
続いて先に進む・・・場所によっては通勤時間帯の山手線のような大混雑で、先に進むのも一苦労。とにかく団体客が多い。ローマ観光の目玉だから仕方がないのか。
ベルヴェデーレの中庭Cortile Ottagono |
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ラオコーン |
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ピオ・クレメンティーノ美術館 |
ベルヴェデーレのトルソー |
足元に美しいモザイク |
満員電車並みの大混雑 |
地図の間は目が眩みそうな天井装飾 |
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窓からの眺め |
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フランシス・ベーコンのような現代美術も収蔵されている |
システィーナ礼拝堂内は写真撮影が禁止されているので写真は無し。ミケランジェロの「最後の審判」や「アダムの創造」といった名画が天井を埋め尽くすさまは圧巻。法王の公的礼拝所であり、法王選挙(コンクラーベ)もここで行われる。 ここでは女性のミニスカートやノースリーブ等肌を露出した服装は禁じられているので、そのような格好で来てしまった人は入口で不織布のようなものを渡されて(買わされる?)パレオのように腰に巻いて脚を覆っていた。 システィーナ礼拝堂の見学を終えた観光客は出口を目指すことになるが、その際左側の「uscita/Exit(出口)」と書かれた出口ではなく、右奥の「Authorized guided group only(公認ガイド付きのグループのみ)」と書かれた場所に入ると、そのままサンピエトロ大聖堂に出られる。通常の出口から出てしまうと城壁の外側をぐるりと750メートルほど歩いてから更にサンピエトロ大聖堂正面の長い列に並び、セキュリティチェックを受けてから大聖堂に入るという非常にややこしいことになる。バチカン美術館に入る際に列の入場整理をしていた係員に「この後大聖堂に行くなら、システィーナ礼拝堂の右奥の出口を使ってね」と教えてもらって良かった。 |
サンピエトロ大聖堂への近道 |
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