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7日目

コートールド・ギャラリーCourtauld Gallery

セントポール大聖堂やアプスリーハウスに入場した時と同様に、鉄道のチケットを購入して手に入れた2 for 1 offerクーポン(1人分の料金で2人入場できる)を提示して、ふたりで8ポンドで見学した。

コートールド・ギャラリーはロンドン大学附属コートールド美術研究所 (Courtauld Institute of Art) の美術館で、サマセットハウス内に位置している。サマセットハウスは冬になると中庭にアイススケートリンクが設けられる。実業家のサミュエル・コートールドのコレクションを基にした美術館で、内装を含め建物自体も非常に美しい。

絵画はマネ、モネ、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、ピサロ、ドガ、ボナールらの印象派・ポスト印象派のコレクションが有名だが、他にも中世の宗教美術やルーベンス、クラナッハ、ブリューゲル、ゲインズバラ、ゴヤ、ロートレック、モディリアーニ、ピカソ、マティス、シッカート、ルシアン・フロイド・・・と、名作揃い。

絵画以外にもドガのブロンズ像やイスラムの工芸品、陶器、イタリア製家具等が展示されているが、最も印象に残ったのがコートールド家の銀器コレクション。フランスのユグノーの末裔だったコートールド家は代々銀細工師を生業としており、18世紀に制作された銀器が展示された部屋は特に熱心に見入ってしまった。

コートールド・ギャラリーは大規模改修のため2018年9月から2年間休館する。その間、こちらの収蔵作品は各国を巡回して展覧会が開かれるらしい。日本にも2019年9月から油彩約50点と彫刻がやってくる予定。ただし、この美術館の建物自体の美しさや銀器のコレクション等は現地に行かないと観られないので、興味のある方は改修工事が終わったら是非足を運んでほしい。

コートールド・ギャラリーCourtauld Gallery
Somerset House, Strand, London WC2R 0RN
https://courtauld.ac.uk/gallery


コートールド・ギャラリーCourtauld Gallery

サマセットハウス
 
美しい天井
 
クラナッハ『アダムとイヴ』
 
コートールド家の銀器コレクション
 
美しく磨かれた銀器

印象派の部屋

マネ 『フォリー・ベルジェールの酒場』
A Bar at the Folies-Bergere
 
ポール・ゴーギャン『ネヴァモアNevermore』
 
ポール・ゴーギャン『夢』
 
ルノワール『桟敷席』
 
クロード・モネ『花瓶の花』
写真では再現できないが実物は非常に美しかった
 
シッカートWalter Sickert 『Queens's road Station, Bayswater』
うちの定宿の近くの風景を描いた作品に目が留まった。
ショッピングモール ホワイトリーWHITELEY'Sの看板が
 
現在の「ホワイトリーWHITELEY'S」
   

美術館からの帰り道

美術館を出るとすぐ前の通りにプラカードを持った学生のデモ隊がたまっていた。サマセットハウス前の停留所からバスに乗ってナイツブリッジに移動したが、トラファルガースクエア迄が大渋滞。運転手の話によるとデモ隊のせいでこんなことになっているとのこと。


デモ隊がたまっている

渋滞でバスはなかなか進まない

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