ナショナルトラストのツーリストパスで入場。timed ticketをもらった。受付の人がにこやかに日本語を話す中年の白人女性だったのでびっくり。ここはそれほど日本で有名な施設ではないので、あまり日本からのお客さんもいないかもしれないけれど(実際、この時いた観光客の内
日本人は我々だけだった)。
広い広い緑地の中、丘の上に現れる黄色いお屋敷。建物の周りで女性モデルがカメラマンに写真を撮られていた。
このお屋敷は平日は全てガイデッドツアー(自由見学ではなく案内人の解説を聞きながら回る形式)で、timed ticketに記された時間ごとにグループで案内される。私たちの担当はよくしゃべる初老の男性。みたところ、グループの中で外国人は我々だけだったようだ。
ガイドさんの解説に寄ると、初代ダッシュウッド男爵は東インド会社で財をなした人物で、このカントリーハウスを本格的に仕上げたのは二代目。館内には二代目ダッシュウッド男爵の様々な肖像画があり、ターバンを被ったり僧の格好をしたものもある。当主一家は現在も屋敷の一部に住んでいるとか。
天井にはラファエロや在伊フランス大使館の絵画を模写した装飾画が、階段裏にも凝った装飾。インテリアや肖像画、その他のお宝について詳細に解説してくれた。私も興味がある点についていくつか質問してみたが、より詳しい内容を親切に教えてくれる。
館内にはあちこちにここで映画が撮影された時のスナップ写真が飾ってある。玄関ホールには『アーネスト式プロポーズ』The Importance of
Being Earnes撮影時のコリン・ファースの写真が、居間の方にはクリント・イーストウッドが『ホワイトハンターブラックハート』撮影時に当主一家と一緒に撮った写真があった。
※ここで撮影された映画は下記の通り。コリン・ファース出演作品が4本含まれているので、以前からこの館に来てみたかったのだ。
『アナザー・カントリー』Another Country(1984)
『名探偵ポアロ/死者のあやまち』Dead Man's Folly (1986)ピーター・ユスティノフ主演
『ラビリンス/魔王の迷宮』Labyrinth (1986)
『ホワイトハンターブラックハート』White Hunter Black Heart (1990)
『理想の結婚』An Ideal Husband (1999)
『アーネスト式プロポーズ』The Importance of Being Earnest (2002)
『ロイヤル・セブンティーン』What a Girl Wants (2003)
『ある公爵夫人の生涯』The Duchess (2008)
『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』W.E. (2011)
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』X-Men: First Class (2011)
『悪の法則』The Counselor (2012)
(TV)『ミス・マープル ポケットにライ麦を』Agatha Christie's Marple - A Pocket Full of Rye
(2009)ジュリア・マッケンジー主演
このあたりでモデルの撮影が行われていた |
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遠くに見える騎馬像はパインウッドスタジオ(映画の撮影所)からもらったものだそうだ |
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ガイデッドツアーの順番を待つ人々 |
天井画がいっぱい |
West Wycombe Park (ナショナルトラスト) |
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Music Hall |
Music Hall |
湖の方から見上げた屋敷 |
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